メモノート on Hatena Blog

まとまった考えが浮かんだら書いています

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

将棋電王戦について コンピューターは新しいことを考えることができるのか?

将棋のプロとコンピューターソフトが対戦する「電王戦」が話題となった。結果はコンピューターソフトの3勝1敗1分。コンピューターソフトの性能の高さを印象づけた。 この結果をどうとらえようか。朝日新聞(2013年4月23日)には、プロ側の視点として「現代将…

対称性のある図形は何かがつまらない

対称性と群論(数学)についての勉強をしている。対称性のある図形というのは確かに美しいのだが、何かがつまらない。勉強をしていてふとそう思った。 小林秀雄は『モオツアルト』の中で、均整とそれを破ることについてこう書いている。「誰も、モオツアルト…

理系と文系についての偏見

1、理系イメージ・文系イメージは偏見 理系・文系という区分は世間で一般的である。その区分に付随して、理系のイメージ・文系のイメージというものが存在する。例えば、竹内薫(著)・嵯峨野功一(構成)『理系バカと文系バカ』(PHP新書)では、世間一般…

先生の教えてくれたことをそのまま信じるな

先生がこうだと教えてくれたことをそのまま信じてしまうことがある。ここで思考停止している。先生の言ったことはかなりの確率で正しいとしても、自分でもっとよく考えて判断すべきである。あるいは、先生の言ったことは結果的に正しくとも、結論に至るプロ…

アジア人同士で話すときに英語が大事

英語ができないと馬鹿にされる、と思ったのは、ネイティブと話した時ではなく、同じアジア人同士で英語で話したときだった。これは私にとって意外だったが、よく考えるとそう感じたのは間違いではなかった。海外旅行でたまたま会った中国人の学生と一言二言…

クラヴィコードの不思議な演奏会

京都の「カフェ・モンタージュ」の演奏会で、クラヴィコードという楽器の演奏を聴いた。クラヴィコードは、ざっくりと「昔のピアノ」のひとつだといっていいと思うが、とにかく出る音が小さい。その音は、照明を落とした半地下の会場で、演奏者をじっと見つ…

酒は酔いを、珈琲は覚めをのみ楽しむものかは

私の考えでは、お酒や珈琲は味がおいしいから飲むのであって、決して「効果」を楽しむものではないのだ。吉田兼好をもじれば、「酒は酔いを、珈琲は覚めをのみ楽しむものかは」。