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まとまった考えが浮かんだら書いています

シュトゥックハウゼンのピアノ曲の楽譜

シュトゥックハウゼンのピアノ曲の楽譜を見ていると、形式から自由になることを徹底的に形式化しているかのように思える。異様な複雑さは頭でっかちなものではない。頭に浮かんだ自由な音楽を楽譜という形式に直接表現したらこうなったという感じ。ショパンのルバートたっぷりの装飾も、コンピューターに認識させて楽譜にしたらこんな感じの複雑怪奇な楽譜になるのではなかろうか。もっともこれは単なる私の感想であるからシュトゥックハウゼンの音楽の本質とは全然違うかもしれない。