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まとまった考えが浮かんだら書いています

昼飯の選択の自由

キャンパス内にある2つの食堂で、選択の自由ということを思う。一方は日替わりでメニューが決まっている。AB定食、カレーそして麺。もう一方は「ザ・めしや」方式である。さて、与えられた定食メニューを何も考えずに享受するか(といっても選択肢はあるが)、気分によって取り合わせを自分で考えようとするか。

 

与えられるか、自分で考えるか、というのは大きな二項対立だ。そして、これから社会に出ようという人間には「自分で考える」方の能力が主に求められている。もっともだ。しかし、個人がすべてを自分で考え決めていくというのは、正直苦しい。これは個人の考える能力の不足だともいえるが、それ以上のものでもある。あるものを選択するとは、それ以外のものを選択しないということだ。天命という言葉がある。人間つまるところ、人生で何か決定的なものが与えられることを願っているのではないか。孔子が天命を知ったのは五十歳である。

 

随分話が飛躍してしまった。今日のランチは結局「ザ・めしや」方式の店。大小6種類の取り合わせで493円。やすかった。うまかった。