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まとまった考えが浮かんだら書いています

意味について問うことと問いの生成消滅

「なぜこんなことをやらなければならないのか」という問いは、ある仕事に従事し初めた頃には誰しも持つものであるが、長い間その仕事に従事しているうちに次第に慣れてきて、それが自分の日常の一部となる頃には、自然と消滅する。また、その仕事に従事し、その仕事を面白がってやっている人と触れ合っているうちに、自分でもだんだん面白くなってくる。そしてその仕事に意味があるように思えてくる。もしかすると本当に意味のある仕事なのかもしれない。

しかし、「なぜこんなことをやらなければならないのか」という問いは、「なぜこんなことをやっているのだろう」という問いに形を変えて、長い人生の中で時折頭をもたげることがある。意味についての問いは根本的な問いなのだ。この問いに直接答えることは結局不可能なのではないかと思う。生きる上で、意味は何かで覆っているのだ。